結婚退職してそろそろ1年、ちょっと振り返ってみる

社会との関わり
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こんにちは、コトノハです。
早いものでもうすぐ12月、今年ももうすぐ終わりですね。去年の今頃は結婚退職の準備(心の準備です)でいろいろと忙しかった・・・ような気がするのですが、1年なんてあっという間ですね。昨年の秋口に結婚が決まり、旦那さまが九州から大阪へ転勤することから、結婚を機に退職することになりました。私にとっては人生の急展開でした。
ちょっとそのころのことを振り返ってみたいと思います。

結婚退職を決める

昨年の夏ごろですが、いわゆる「プロポーズ」なんてしゃれたものを受けました(笑)。彼(今の旦那さま)は会社は違いますが同業者で、もう5年ほど交際していて、彼も30歳になっていました。プロポーズされた時は、予期していなかったためにちょっと「ドキッ!」としたもののドラマなんかでよく見るような感動的な感情は、まぁあんまりなかったかな(笑)。「あぁ、こういうのを経てみんな結婚していくんだなぁ」というちょっと冷めた感じ。私自身、あまり結婚願望が強くなかったからかな、と思います。

結婚の背景は、時期的(そろそろ・・・)みたいなものは当然ありますが、彼の母が病気で倒れたことや(今は回復)、なにより彼が大阪へ転勤が決まったことが大きなきっかけと言えます。そう、結婚ってきっかけですね。

結婚願望は強くなかったものの私ももうアラサー、仕事は面白かったしずっと続けていくと漠然と思っていたし、「結婚」に異論はありませんでしたが「退職」については少々悩みました。でもまぁ「これも人生の転機だ」と想い、退職も決意。両家の一応の挨拶を経て、昨年9月末くらいに上司へ結婚退職の意志を伝えました。

結婚退職までの道のり

結婚の決意から結婚退職の決意へ

彼の大阪転勤は12月1日付でもあり、退職の日は12月下旬としました。世間一般的に「退職の意思を伝えてから三ヶ月程度」というのはありますが、ようするに「冬のボーナスを貰ってから!」ということです。
私が働いていた会社は親会社が東証一部上場の子会社で、全国に数社の同業関連会社があります。退職の意思を伝えるにあたり、上司からは「大阪の会社へ転籍して、仕事は続けないか?」というありがたいお言葉をいただきました。さらに、その大阪の関連会社の部長さんからもお誘いの電話をいただき、ありがたい限りでした。私は九州の会社でしたが、仕事はほとんど関東や関西で、大阪の会社も九州の会社と同じ会社という感覚でしたし、大阪の会社の人達もよく知っていたので、大阪への転籍にはかなり心が動きました。ですが、数日考えたあと、ありがたいことではありましたが、辞退させていただき、結婚退職となりました。仕事を続けたい気持ちは強かったのですが、そもそも旦那さまの大阪への転勤は「数年」とのことであり、また九州へ戻る可能性も大きいことから、転籍してもまた同じことの繰り返し(九州への引っ越し)の可能性もあったことで、ご迷惑をかけるかも・・・と思ったことが大きかったでしょうか。

人事部長面談

会社では直属の上司が退職を承認した直後に、人事部長面談があります。人事面から、退職の実態をヒアリングしたいのかな?実際、会社や仕事が不満、特に上司に関わる人間関係などで退職を決めた人は、直属上司承認後の人事部長面談で初めて直属上司への不満をぶちまけることもあるようです。そして現場の幹部社員はそれをとても嫌がるようです。評価に関わるのでしょう。
私の場合、結婚退職しかも旦那さまが関西転勤という事情であり、またあまり大きな会社でもないので人事部長さんとも顔なじみだったこともあり、和気あいあいと結婚談義に花を咲かせた人事部長面談でした。

結婚の儀について

私の場合、結婚退職することは決まりましたが、入籍や結婚式については全くの未定でした。当時、旦那さまは頻繁に九州と大阪を行き来しており忙しくて、結婚の儀式的なことは全部後回しにしてきました。結局、「入籍は私が大阪へ行ってできるだけ早く!」ということと「結婚式はいつかやろう!」ということになりました。旦那さまが九州に戻るたびに両社の友人・知人のみなさんにはお祝いの飲み会を開いてもらっていたので、特に仕事関係とか学生時代の友人関係などに関しては「結婚式はいいかなぁ~」なんて漠然と思っていましたが、さすがに両家の親戚関係にはご挨拶をして回りました。

事務手続きについて

本来が面倒くさがりな性格なので、結婚式後回しなどはほとんど苦になりませんでした。後日談ですが、大阪へ越した後に衣装だけかりて記念写真を撮りに行きました。私的にはこれで十分かな・・・なんて今は思っています。ですが、入籍をしていなかったことで退職に当たっての事務手続きはちょっと考えないといけませんでした。本当は結婚退職前に入籍すれば簡単なんでしょうが・・・。

健康保険について

まずは健康保険。会社の保険の任意継続とするか国民健康保険に加入するか旦那さまの扶養に入り旦那さまの会社の保険に入るか、です。退職に当たって会社側としては「任意継続するか、しないか」となります。当時は当然ながら、最終的には旦那さまの扶養に入るわけですが、その時点で入籍していないため、「任意継続か国民健康保険課」ということになります。結局はあまり考えもせず「任意継続する」と決めました。

年金について

次に年金。会社としては厚生年金および厚生年金基金からの脱退、なのですが、これも私側の問題ですが、国民年金に加入するか旦那さまの扶養に入って厚生年金第三号被保険者となるか、ですね。これは退職直後に国民年金に加入して、入籍後に扶養に入る(旦那さまの厚生年金の第三号被保険者となる)ということにしました。

退職一時金について

そして、退職金の扱い。退職の手続きの中で、人事部からメールがきました。内容は退職金について。「退職金はおいくらです」という通知と、今までの厚生年金基金の積立金はどうしますか?という内容です。会社は企業年金の三階建て年金だったので、その分を退職一時金として受け取るか、そのまま残しておいて60歳から年金として受け取るか、どちらにしますか?という質問です。60歳から年金として受け取ることはあまりに先の話しで実感がわかなかったことから、私は「退職一時金として受け取る」と決めました。60歳というのが実感が湧かない、ということもありましたが、実はこの退職一時金って退職金自体よりも高額だったため、心を動かされた、というのが本音です。

退職の日

退職日は12月20日。会社の勤怠が毎月20日締めなので、切りが良いかなというだけです。年末なので仕事納めまで、と当初は考えていましたが、保険関係で役所へ行かなければいけないので年末は避けたという感じです。
当時は朝からあいさつ回り、そして午後から人事部へ出向き、そのまま退職です。会社は本社機能があるビルと私たち実動部隊が勤務するビルは別にあり、移動に30分ほどかかるため、お昼ご飯を食べてから本社ビルへ向かいました。本社ビルにも知り合いが大勢いましたから、まずは本社ビルでのあいさつ回り、その後、人事部へ出向きました。
内容は退職後の事務手続き関連。健康保険をどうするか、とか退職金をどうするか、などの最終決定・確認をしました。そして、秘密保持(?)関連の誓約書にサインなど。あとは社員証や社章などの返却。実は社章はなくしてしまっていてのですが、伝えると「そうですよね、今時社章って付けないから無くしますよね」と軽いノリで、紛失届みたいな紙に署名・捺印して終わり。社章を無くすと始末書、などと聞いていたのでちょっと拍子抜けしました。それから名刺返却。規定では手持ちの名刺は返却、とあったのですが「記念にどうぞぉ~!」なんて言われて、そのまま返却しませんでした。
人事部からの一通りの説明・手続きが終わった後、組合の人が来てアンケート。どうやら「会社を去るものとして、今後よりよい会社・組合にしていくためにご協力ください」ということらしい。そして、その時「お祝い金」をいただきました。予期していなかったのでちょっとだけ感動。
終了後、すでに社員証(セキュリティカード機能付)も返却してため人事部の方に連れられてビルから退去、あっけなく退職となりました。なんだか積極的に退職を希望したわけではないことから、感慨深いかな?とも思っていたのですが、意外に「すがすがしい」気持ちになりましたね。なんでだろう?

そしてそのまま飲み会へと!!!

退職してから

退職後、同期のみんなで送別会をしてもらったため、退職翌日は起きたのはお昼。それから役所へいきました。保険・年金の手続きです。健康保険については退職日の翌日に失効するため、家から役所までの間に事故にでもあったら全額自己負担ってことなんだろうなぁ?と思いながら電車にのりました(笑)。退職してからは普通に引っ越しの準備。在職時代には頻繁に東京転勤や大阪転勤やさらにはニューヨーク転勤なども経験していたので、「荷物をまとめる」のは得意。というかすでに「いつでも引っ越しできるくらい」の状態のまま生活していたため、引っ越し準備もすぐに終わって年明け早々に運送会社を予約して準備完了。

お正月には旦那さまと再度両家の親類を巡り、なんだかお正月という雰囲気もあって初めて「あぁ、結婚するんだなぁ」とちょっと感無量になりました(笑)。

あれからもうすぐ一年

結婚退職からもうすぐ一年、ほんと、一年なんてあっという間ですね。お正月明けには大阪へ引っ越し、1月末には入籍、それ以降は(全てじゃないけど)ブログに書いている感じの生活を送っています。そもそも、就職してからはあちこち引っ越ししていたので大阪への引っ越しというのも目新しいことではないのですが、やはり「専業主婦」という立場に戸惑ってばかりの年になりました。

ですが、まぁまた私も頑張っていますよ!

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