こんにちは、コトノハです。
mineoネタが続いて申し訳ないんですけど、雑誌オマケで使っていたmineoのプリペイドSIMを月額契約に変更してみました。au回線(Aプラン)の1GBプラン(月額800円、キャンペーンで6ヵ月無料)です。月額契約に変えて変わったことは「SMSが使えるようになる」と「mineoスイッチで低速回線を体験できる」くらいかな??
このあたりをご報告です。
契約の経緯
そもそもこのブログは「節約ブログ」のつもりで始めたのですが最近はちょっと節約よりも昔(会社員時代)に戻ってしまって、モバイルに興味が傾いてしまっています。節約を決意した時に回線整理をしたので、本当のところ、あえて今格安SIMを契約する必要はないのですが、そこは「6ヵ月無料!」のキャンペーンに乗っかってしまいました。たぶん、無料と言っても毎月ユニバーサル利用料の2円は引き落とされると思うのですが・・・。
mineoに興味を持ったのは私が現在auのiPhone6(iOS8.41)を使っているということと、元々がみおふぉんのIIJのファンなのでIIJブログでau系MVNOのSIMをiPhoneで使うためのプロファイルが公開された記事に興味を持ったことがあります。このあたりは以下の記事に書いてみました。
そして、そのころタイミングよく「SIM PERFECT BOOK 02」という書籍が発刊されてオマケにmineoのプリペイドSIMがついていたことで書籍購入してしまいました。
で、9月からmineoはドコモのSIMも取り扱いを開始するのですが、そのキャンペーンとして超激安キャンペーンが始まったこと。
これに便乗して、手持ちのプリペイドSIMを月額契約に変更した次第です。
契約の手順
プリペイドから月額契約への変更はプリペイド用マイページから
私の場合は雑誌のオマケのプリペイドSIMを持っていたので、プリペイドSIM用のマイページから「月額契約へ変更」を選んで契約変更しました。もともと、プリペイドSIMの利用開始時には氏名・住所なんかは登録する必要がなく、プリペイドSIM利用開始確認用にSMSが受信できる電話番号を登録するだけだったので、個人情報はなにも登録してません。なので、「月額契約へ変更」の時に氏名・住所だのを一通り記入しました。一通り記入すると登録したメールアドレスに「仮申し込み確認用URL」が送られてくるので、このURLを開くことで「仮申し込み完了」となり、その旨メールが送られてきます。
実際の月額契約変更は翌日開通
ですが、この時点ではまだ契約完了ではありません。新規契約と違ってすでにSIMが手元にある私としてはちょっとモヤモヤ・・・。月額契約用のマイページも開けませんし、「mineoスイッチ」というアプリも使えません。結局、翌日になって「契約完了」のお知らせが登録メールアドレスに送信されてきました。これでマイページも開けるし「mineoスイッチ」も使えるようになりました。
私の場合は最初の「月額契約への変更」を夕方4時頃にやったので、翌日回線開通となりましたが、朝いちばんで申し込むと当日中には回線開通するのかもしれません。
デビッドカードでもOK!
mineoはデビットカードに厳しいと聞いていました。申し込み時のクレジットカード番号を記入するところにも赤文字で「デビッドカードは認証できない場合があるのでクレジットカードを登録してください」というメッセージが表示されていました。ですが、何を思ったか特に理由はありませんが、私はデビッドカードの番号を記入してみたんです。「まぁ、弾かれたらクレジットカードで登録しなおせばいいや!」くらいに考えていたのですが、結果はデビッドカードで契約完了しました。ちょっと意外。しかもそのデビッドカードは(一部の人は興味深いと思いますが)英国発行の「Neteller(ネッテラー)プリペイドマスターカード」です(笑)。まぁ会社はきちんとした英国の上場企業なのですが、日本国内からみると「怪しい海外発行デビッドカード」と見られても仕方ないようなカードです(笑)。このカードで契約できたのはちょっとした驚きです。ちなみに、mineoのページからデビッドカード登録後にNetellerの入出金履歴を見ると1ドル(127円でした)が差し引かれていました。この1ドル、翌日回線開通した時点で再確認したら口座に返金されていました。
ギャンブル好きな人、Netellerカードでも行けましたよ!(笑)
iPhone6(iOS8.41)で使う
mineoをau版iPhone6(iOS8.41)で使う手順(プロファイルのインストール)は過去記事に書いているのでそちらをご覧ください。
VoLTEとテザリングは不可
この記事にも書いてある通り、まず私の契約SIMはデータ通信SIMなので通話はできませんし、auでは使えている「au VoLTE」も使えません。たとえmineoの通話SIMであっても現時点ではVoLTEは使えません。これはiPhoneの問題ではなく、auとau系MVNOの問題であってAndroidでもmineoのSIMではVoLTEは使えません。ただし、近日中には使えるようになるようですね。
また、SIMの種類も増えてきていることから、上記に加え、SIM交換手数料は全て3,000円→2,000円に改定します。シングル⇔デュアルも、ナノ⇔マイクロ、今後予定しているauVoLTESIMへの交換も同様です!
【引用元:マイネ王 | ドコモプラン詳細発表!~auプランも料金改定~】
また、テザリングはできません。iPhone6の「インターネット共有」のスイッチがくるくる回るだけで操作できません。
*2015/10/18追記:”au VoLTE”対応が決まったようです。
SMSは好調
一方で、mineoのプリペイドではSMSが使えませんでしたが月額契約ではSMSオプションを付けることができます。しかもmineoの場合、「無料オプション」です!私も今回SMSオプションを付けてみました。au系SIMをiPhoneで使うに当たり一部では「SMSが送れない!」という現象も出ているようですが、私の環境では送受信ともに好調です。といっても送信有料なので、4通ほどしか送信していませんが・・・(笑)。
IP電話やFaceTimeはフツーに使える!
ま、これは当たり前か。auのSIMで使っていたブラステルのIP電話はそのまま使えるしiPhone標準のFaceTimeオーディオでの通話も普通にできます。通話SIMじゃなくてもデータ通信SIMで結構いろいろできちゃいますね。
mineoスイッチ
mineoスイッチというアプリがあります。できることは単純で、高速通信のオン/オフができるだけです。高速通信をオフにすると速度が200Kbpsの低速となりますが、その代わりにプランで決まっているデータ容量を消費しません。つまり、高速通信オフだとパケット代無料と言えます。このオン/オフの機能、最初はIIJが始めた画期的な機能だったのですが、今では多くのMVNOが取り入れています。
mineoの通信速度
日中の通信速度を計ってみました。高速通信オンとオフの両方です。
時刻 | 高速オン | 高速オフ | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
ping | UP | Dwn | ping | UP | Dwn | |
09:30 | 43 | 36.47 | 8.91 | 43 | 0.59 | 0.44 |
10:30 | 50 | 39.03 | 6.25 | 44 | 0.54 | 0.42 |
13:50 | 47 | 41.39 | 8.46 | 49 | 0.51 | 0.32 |
16:40 | 55 | 44.95 | 9.35 | 55 | 0.49 | 0.40 |
17:30 | 48 | 6.27 | 6.31 | 66 | 0.40 | 0.35 |
21:30 | 57 | 6.23 | 9.83 | 74 | 0.36 | 0.29 |
さすがに夕方以降は高速通信の通信速度が遅くなりますね。それでも6Mbps以上は出ているので体感上はまったく気になりませんでした。高速通信時でも夕方からは1Mbps程度もでないMVNOもあるようなのでmineoは十分及第点だと思います。
高速通信オフだとスペック上は200Kbpsですが、倍は出ていますね。ほぼ400Kbpsです。この速度だと文字データは問題なし、画像はパラパラ・・・と表示、動画は、、、ちょっと無理かな。
高速通信オフ時の使い勝手
私は以前みおふぉんを使っていて、クーポンオフ(みおふぉんで言う「高速通信オフ」)で使うことに慣れているからかもしれませんが、通常はmineoでも高速通信オフでやっていける感じです。ブラウザ使ったりメール使ったり、アプリでニュース読んだりIP電話で通話したり、、、ほとんど高速通信オフで問題ないくらいです。体感上はもちろん「遅い」と感じますが「使えない」程度ではありません。ですが、画像が多いページで画像を見たい場合はちょっと厳しいですね。文字情報は割とスパッと表示されますがその後遅れて画像が「パランパラン」と表示されていく感じです。ブログの広告画像なんかはどうせ見ないので問題ありませんが、ニュースなんかで画像見たい場合は高速通信オフだと厳しいくらいです。
通話に関してはIP電話もFaceTimeオーディオも高速通信オフで十分使えますが、ときどき「声の籠り」みたいな感じになります。
mineoの通信速度を計ってみると、高速通信オフでも計測開始直後の一瞬は5~6Mbpsくらいまでピョンと跳ね上がってその後0.4Mbps程度へ落ちていきます。これ、みおふぉんの「バースト機能」と同じ感じです。つまり、高速通信オフであっても通信の最初だけは通常の高速通信を行い、その後速度が低下するという仕組みを導入することで、少量のデータ通信であれば高速通信時と変わらない体感速度を実現する機能です。この機能があることから、ブラウザなんかの文字情報主体のものは高速通信オフでも気にならない程度の体感速度がでるわけです。この機能、みおふぉんをはじめ、IIJをMVNEとしているDMMモバイルなどでも実現されている機能ですが、もしかしてmineoも同じような機能があるのかな???とにかく、文字情報についてはmineoもみおふぉん同様、高速通信オフでもやっていけるレベルです。
まとめ
端末調達の選択肢を考えると「au系のMVNOなんて・・・」という気持ちはあるのですが、単純に通信サービスと料金体系を考えるとmineo(Aプラン)は十分「使えるMVNO」だと感じます。たとえば今のau契約が2年になり、iPhone6がその後も使えそうであれば私はmineo(Aタイプ)へMNPを真剣に検討しても良いと思えました。au系MVNOについてはVoLTEが使えないという不満はありますが、これもどうやら近々解決されmineoでも”au VoLTE”のSIMが発行されるようです。また、今だとちょっと前の機種になりますが、LGのISAIシリーズなどがLTE対応で安く白ロムが出回っています。1.5万円程度でしょうか。このISAIシリーズはちょっと工夫するとSIMロックが解除されてドコモでもソフトバンクでももちろんauでも使える端末になるので、このあたりの端末を1台欲しいと思い始めました(笑)。
あかぁ~ん、節約ブログのはずがまた物欲ブログになってきている・・・