IIJが昨日(7/13)技術ブログ「てくろぐ」で自社のau系サービス”IIJモバイルサービスK”向けに「iOS8系でau系MVNOが使えるプロファイル」を公開しました。それを受けて、mineoが自社サービス向けのプロファイルをブログ「マイネ王」で公開しています。長らくiOS8系で使えなかったau系通信サービスに新たな展開です。突然の急展開でau版MVNOでもiPhone(iOS8.4)が使える!という状況になった記事はこちらです。
そしてちょうど6/30発売の「SIM PERFECT BOOK 2」という雑誌にmineoプリペイドがオマケでついていたこともあり、近所の本屋さんでこの本を買って、プリペイド(データ通信専用)ではありますが、私のau版iPhone6(iOS8.4)で使ってみました。結果としては「安定性を確認するほど長時間使ってないけど、今のところ全く問題なく使える!」です。
雑誌のオマケでプリペイドmineoをゲット!
6/30発売のこの本、今回が2号なんですが創刊号ではIIJのプリペイドSIMがオマケでついていて、ちょっとした話題になりましたね。そして今回6/30発売の第二号ではmineoのプリペイドSIMがオマケでついています。データ通信専用で通信容量は500MBとちょっと少な目。本代は1,500円なので、まぁプリペイドSIM代金が900円くらいかな?使ってみて気に入ったら初期費用(通常は3,000円)なしで月極契約に変更することができるSIMです。
デジモノステーション増刊『SIM PERFECT BOOK 02』
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このオマケのSIMですが、サイズはnanoサイズ。カードの裏面に「ご利用番号(電話番号)」と「パスコード」が記載されています。この「ご利用番号」と「パスコード」を使って電話認証することで、プリペイドSIMが使えるようになります。
au版iPhone6で使ってみる
mineoのブログ「マイネ王」からプロファイルをインストールする
まずはWiFiを使えるようにしてauのSIMをmineoのSIMに差し替えました。この段階ではプロファイルをインストールしていないので、もちろんLTE通信はできません。WiFiで「マイネ王」のページにiPhone6でアクセスします。
【外部記事:iPhone・iPadのAPN構成プロファイルの変更による動作確認テストについて|マイネ王】
この記事の中段以降に「テスト用mineoAPN構成プロファイル」のリンクがあります(緑色の文字)。このリンクをクリックするとプロファイルのインストールが始まります。
「テスト用mineo」というプロファイルが読み込まれるので画面右上の「インストール」をタップ
そして、”AU 4G”が表示された!これでLTE通信できる!!??もし「圏外」や「1X」と表示された場合は電波をうまくつかめていない状況なので、iPhoneを再起動するか「機内モード」のオン・オフをやってみてください。
速度を計ってみました。下りが17.17Mbps/上りが11.22Mbps、結構出てます!
ちなみにauのSIMでも速度を計ってみた。下りが37.56Mbps/上りが10.86Mbps、上りはmineoの勝ち!!
「設定」→「モバイルデータ通信」で確認できたこと。
- VoLTE有効化できない・・・”4GをONにする”のスイッチしか表示されません。auのSIMだとさらに「データ通信のみ」「データ通信と音声」の選択ができることでVoLTE有効化できます。これはオマケのmineがデータ通信専用なのであたりまえなのですが、現在au系MVNOではVoLTE対応端末同士であってもVoLTE通信ができない、という制限がまだ解決されていないので、おそらく音声通話タイプのSIMであってもVoLTE有効化はできないでしょう。
- テザリングができない・・・”インターネット共有”のスイッチがくるくるまわるだけで表示されません。mineoではiPhone6のテザリングは使えない、ということですね。テザリングの問題はドコモ系MVNOでも制限があり、裏ワザなどが公開されていますが、mineoとiPhone6でのテザリングについても今後に期待、ということでしょうか
プロファイルをアンインストールする
ではmineoで遊ぶのはやめてauのSIMに戻すため、mineoのプロファイルをアンインストール(削除)します。
「設定→一般」から「プロファイル」を選びます。
インストールしたプロファイル「テスト用mineo」を選んで「プロファイルを削除」します。
これでmineoのプロファイルを削除できました。あとはSIMをauに戻せばもとのau版iPhone6に戻ります。SIM差し替え後やプロファイル読み込み後は「圏外」になったり「1X」と表示されたりします。この場合はiPhoneを再起動するか、「機内モード」のオン・オフを何度かやってみてください。
mineoでの動作確認状況は?
mineoではこのテスト用プロファイルでの動作確認結果を公表しています。また、継続して情報提供も行っています。現時点(7/20)での動作確認状況は以下の表の通りです。
この表によると、iPhone6/6PlusおよびiPadについては安定しているようですね。iPhone5S/5Cについては動作確認結果は「不安定」となっていますが、ユーザーブログなどでは「安定している」との報告もありますが、まぁこのような違いも含めて「不安定」なのでしょう。mineoの特徴の一つに「解約違約金が不要」というのがあります。つまり「縛りがない」ということですね。なのでiPhone6/6PlusやiPad2を利用されている方はmineoを使ってみる価値はあるでしょう。短期でも違約金なしで解約できますからね。ただし「音声通話プランかつMNP転出での解約」についてだけは違約金が発生しますから注意してください。
mineoのお得なキャンペーン 2015/8/18追記
9月からのドコモSIMの取り扱い開始を記念して、本日からmineoが超お得なキャンペーンを開始しました。新規契約者を対象に6か月間(ドコモSIMだと9か月間)毎月800円(税抜き)を割引してくれるキャンペーンです。1GBのシングルタイプ(データ通信)だと9月から月額800円(税抜き)に料金改定されるので、実質6ヵ月実質無料!となるキャンペーンです。3GBのシングルタイプだと月額実質100円です!しかも書籍のオマケなどのプリペイドSIMを使っている人は登録手数料も無料です!
また、このキャンペーンに便乗して、mineoのプリペイドSIMを月額契約(Aプラン/1GB)の実質6か月間無料の契約に変更してみました。プリペイドでは使えなかったSMSについてや、mineoスイッチを使っての高速・低速での速度測定や使い勝手をまとめてみました。
9月のドコモSIM取扱い開始に合わせて怒涛のキャンペーン(というか恒常的なサービス変更)を実施するmineoですが、9月からのmineoの超太っ腹な商品体系をまとめてみました。複数回線割引・パケットギフトなど他社を大きく引き離すサービスを提供するMVNOに進化しています。
mineoのSIMを試してみたい方はこちらの本をどうぞ
mineoのプリペイドSIM(データ通信専用)がオマケでついている本です。
- 書名:デジモノステーション8月号 SIM PERFECT BOOK 02
- 本体価格:1,500円
- SIMサイズ:nanoサイズ
- 通信容量:500MB
- 有効期間:SIM開通翌月末まで
- 開通期限:2015/09
- 契約変更:初期費用無料(通常3,000円)で月極契約へ変更可能
デジモノステーション増刊『SIM PERFECT BOOK 02』
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mineoをルーターで使いたい方はこれかな?
mineoのプリペイドSIMで遊んだ後に「WiFiルーターで使いたい」という方はWiMAX2+ルーターがオススメ。WiMAXもmineoもauのMVNOなのでWiMAX2+用のルーターは(全機種ではありませんが)mineoのSIMで使うことができます。
Speed Wi-Fi NEXT W01
WiMAX2+の下り220Mbps「ヤ倍速」に対応した最新型ルーターです。mineoのSIMを刺して使うと”WiMAX2+”と”au 4G LTE”の電波を掴みます。当然ながら通信データ量はmineoでの契約プランとなります。
SIMのサイズ変更はこちら
雑誌付録のmineoのSIMはnanoサイズですが、WiMAXルーターはmicroサイズです。なので、雑誌付録のSIMをそのまま月額契約してW01で使う場合はサイズ変更のためのアダプターが必要です。